スパイシーツナロール弁当
ツナの旨味とピリ辛マヨネーズが絶妙にマッチして、食欲をそそるこの一品。彩りも豊かで、お弁当箱を開けた時の喜びは格別です。
実はこのレシピ、私の料理の原点である祖母から教えてもらった巻き寿司を、現代風にアレンジしたものなんです。
祖母の味、思い出の味
私の祖母は、まさに家庭料理の達人でした。特に、お弁当やおにぎり作りは祖母の得意とするところ。運動会や遠足の日には、必ず祖母特製の巻き寿司が食卓に並びました。
幼い頃の私にとって、祖母の作る巻き寿司は、特別なご馳走でした。海苔の香ばしい香りと、甘酸っぱい酢飯、そして色とりどりの具材が織りなすハーモニーは、今でも鮮明に記憶に残っています。
初めて祖母に巻き寿司を教えてもらった日のことは、特に良く覚えています。小学生だった私は、不器用ながらも巻き簾を手に取り、祖母の優しい指導のもと、見よう見まねで巻き寿司作りに挑戦しました。
「衣更着、巻き方にはコツがあるんよ。力を入れすぎず、優しく、でもきっちりと巻くんよ。」
祖母はそう言いながら、私の手をそっと包み込み、巻き簾の使い方を教えてくれました。最初はなかなか上手く巻けず、ご飯がはみ出したり、形が崩れてしまったり。でも、祖母は決してせかすことなく、「大丈夫、大丈夫。何回か作れば、すぐに上手になるから」と、いつも笑顔で励ましてくれました。
祖母の温かい言葉と根気強い指導のおかげで、私は少しずつ巻き寿司作りが上達していきました。そして、巻き寿司を作るたびに、祖母との温かい思い出が蘇ってくるのです。
伝統と現代とのアレンジ:スパイシーツナロール
今回の「スパイシーツナロール」は、そんな祖母から受け継いだ巻き寿司の伝統を大切にしながら、現代の味覚に合うようにアレンジしたレシピです。
伝統的な巻き寿司の基本をベースに、子供から大人まで大好きなツナマヨネーズに、スパイシーな辛味をプラス。普通のツナマヨ巻きが、パンチの効いた現代的な味わいに生まれ変わります。
スパイシーツナロール弁当の作り方
それでは、「スパイシーツナロール弁当」の作り方をご紹介しましょう。
材料(2人分)
-
ご飯 … 300g(酢飯)
-
焼き海苔 … 2枚
-
ツナ缶 … 1缶(オイル漬けがおすすめ)
-
マヨネーズ … 大さじ2
-
一味唐辛子 … 小さじ1/2(お好みで調整)
-
醤油 … 小さじ1
-
アボカド … 1/2個(薄切り)
-
きゅうり … 1/2本(千切り)
-
白ごま … 適量
作り方
-
酢飯を作る
-
炊きたて熱いご飯に、寿司酢(酢大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1/2)を混ぜ合わせ、しゃもじで切るように混ぜ、粗熱を取ります。
-
-
スパイシーツナを作る
-
ツナ缶の油をしっかりと切り、ボウルに入れます。
-
マヨネーズ、一味唐辛子、醤油を加えてよく混ぜ合わせます。
-
-
巻き寿司を作る
-
巻き簾の上に海苔を置き、酢飯を薄く均一に広げます。奥2cmほどは余白を残しましょう。
-
-
具材をのせる
-
酢飯の中央に、スパイシーツナ、アボカド、きゅうりを彩りよく並べます。
-
-
巻き込む
-
手前から巻き簾を持ち上げ、具材を包み込むようにしっかりと巻き込みます。
-
巻き終わりを下にして、しばらく置いて形を安定させます。
-
-
カットして仕上げる
-
包丁を水で濡らしながら、一口大にカットします。
-
お弁当箱に詰める際に、断面が綺麗に見えるように並べるのがポイントです。
-
仕上げに白ごまを上に振りかければ完成です!
-
お弁当に入れる時のポイント
-
断面を綺麗に見せる
-
ロールをカットする際、少し斜めに切ると、断面がより綺麗に見えます。
-
お弁当箱に詰める時は、ロールの断面がよく見えるように、彩りを考えながら並べましょう。
-
-
巻き寿司が崩れない工夫
-
巻き寿司をラップで軽く包んでからカットすると、形が崩れにくくなります。
-
お弁当箱の中で動かないように、おかずカップや仕切りを活用するのもおすすめです。
-
-
サイドメニューで彩りをプラス
-
スパイシーツナロール弁当に、卵焼きやミニトマト、ブロッコリーなどを添えると、彩りが豊かになり、栄養バランスもアップします。
-
季節の果物をデザートに添えるのもいいですね。
-
お弁当は愛情、世代間の繋がり
お弁当作りは、単に日常的な作業ではありません。
お弁当箱を開けた時の家族の笑顔を想像しながら、一つ一つ丁寧に作る工程には、愛情が込められています。
そして、私にとってお弁当作りは、祖母から受け継いだ大切な味と思い出を、次の世代へと伝える行為でもあります。
祖母の家庭料理、伝統の味、根気強い教え、根気強い励まし、そして温かい思い出が込められた「スパイシーツナロール弁当」。
ぜひ、皆さんのお弁当にも取り入れてみてください。
祖母の味のように、温かい思い出とともに、皆さんのお弁当が、誰かの心を温めるきっかけになれば嬉しいです。
コメント