【完全ガイド】MSR Tarp:軽量で耐久性に優れたアウトドアの必携ギア


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MSRタープを設営した様子

画像引用元:モチヅキ

キャンプや登山において、快適な屋外空間を確保するためには高品質なタープが欠かせません。特に天候が変わりやすい日本の環境では、耐久性と使い勝手の良さを兼ね備えたアイテムが重宝します。今回は、アウトドア愛好家から高い評価を受けるMSRのタープについて詳しくご紹介します。軽量でありながら優れた耐久性を備え、様々なシチュエーションでの活躍が期待できるMSR Tarpの魅力に迫ります。

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目次

MSRブランドとは?

MSR(Mountain Safety Research)は、1969年にラリー・ペンバシーによってアメリカで設立されたクライミング用品メーカーです。当初は登山における安全性を向上させる製品の開発に焦点を当てていました。現在では高品質なテント、ストーブ、水処理システム、スノーギアなど、幅広いアウトドア製品を製造しています。

MSRの特徴は、厳しい山岳環境での使用を想定した機能性と信頼性の高さにあります。そのため、プロフェッショナルな登山家だけでなく、ソロキャンパーからファミリーキャンパーまで、幅広いアウトドア愛好家から支持されています。

MSRの人気テント&タープ

画像引用元:GO OUT Online

MSR Tarpの特徴と利点

MSRのタープは、その機能性と使いやすさで多くの愛用者を持っています。では、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?

1. 軽量かつコンパクト

MSRのタープは、山岳用として設計されているため、40Dナイロンやポリエステルなどのハイテク素材を採用し、非常に軽量です。例えば、スルーハイカー70ウィングは本体のみでわずか380gという驚異的な軽さを実現しています。また、収納時にはコンパクトに折りたためるため、バックパックのスペースを取らず、ツーリングやソロキャンプに最適です。

2. 優れた耐候性

シリコンコーティングやポリウレタンコーティングを施した素材を使用しているため、耐水性に優れています。多くのモデルで耐水圧1,500mmを確保しており、急な雨や強い日差しからしっかりと身を守ることができます。特にランデブーサンシールドシリーズは、その名の通りUPF50+の紫外線防止機能を備えており、夏のキャンプでも快適に過ごせます。

3. 美しいデザインと設営の簡易さ

MSRのタープは、機能性だけでなくデザイン性も高く評価されています。張り姿の美しさは他のブランドを寄せ付けないほど。例えば、ランデブーサンシールド120は7角形のユニークなデザインで、様々な天気条件に対応でき、生地にテンションがかけやすいという特徴があります。また、基本的な設営は初心者でも10分程度で完了できる簡易さも魅力です。

MSRタープの設営方法

画像引用元:YouTube

4. 多目的な使用が可能

MSRのタープは、単独でシェルターとして使用するだけでなく、テントと組み合わせて前室として活用したり、山岳キャンプでの共有スペースとして使用したりと、様々なシーンで活躍します。特に軽量モデルは、緊急時の避難シェルターとしても役立つため、バックパックに常備しておくと安心です。

MSRの主要タープモデル紹介

モデル名 対象人数 重量 特徴
スルーハイカー70ウィング 2〜3人 380g(本体のみ) 超軽量、トレッキングポールでの設営を前提
ランデブーサンシールド120 2〜4人 約1.6kg 七角形デザイン、UPF50+、柔軟な設営パターン
ランデブーサンシールド200 6〜12人 3.06kg ファミリー/グループ向け、広いリビングスペース
ビスタウィングLT 2〜4人 1.61kg 日本限定モデル、軽量で耐久性の高い生地
ツインシスターズ 2人 940g(本体のみ) バックカントリー向け、ミニシェルター

スルーハイカー70ウィング

トレッキングポールや木立を利用して設営することを前提に作られた、最大3人まで利用可能な超軽量タープです。わずか380gという超軽量&コンパクトさが最大の魅力。収納サイズは23×10cmと非常に小さく、バックパックの隙間にも収納できます。20Dリップストップナイロンを使用しており、シリコンコーティング処理でさらなる軽量化と耐水性を実現しています。

ランデブーサンシールド120ウィング

2〜4人の少人数グループやソロキャンパーに人気の七角形タープです。最大の特徴は翼のようなユニークなデザインと柔軟な設営パターン。生地には68Dリップストップポリエステルを使用し、耐水圧1,500mmを確保しています。さらに、UPF50+の紫外線防止機能を備えているため、夏場の強い日差しから身を守ることができます。付属のアルミポール2本とグラウンドホグステーク7本で簡単に設営可能です。

MSR 2-4人用タープ ランデブーサンシールド120ウイング

画像引用元:machi-design.jp

ランデブーサンシールド200ウィング

ファミリーやグループでの使用を想定した大型サイズモデル。耐久性に優れた68Dポリエステル素材を使用し、UPF50+の紫外線防止機能も備えています。テントサイトの共有スペースや大型のダイニングスペースとして活用できる広さが魅力。総重量3,060gと、サイズの割には軽量です。アルミポール2本とペグ7本が付属しています。

ビスタウィングLT

2010年に廃番となった人気モデル「ビスタウィング」を、最新の軽量で耐久性のある生地で再現した日本限定モデル。2〜4人向けのサイズ感ながら、実際には少し小さめの設計です。軽量化と耐久性を両立させた現代的なアップデートが特徴で、日本のアウトドアシーンに合わせた仕様となっています。

MSR Tarpの使用レビュー

実際にMSR Tarpを使用したユーザーの声を集めてみました。特に日本のアウトドアシーンでの評価を中心にご紹介します。

ランデブーサンシールド120の使用感

「ソロ用に軽量で、ちょうどよい大きさで、何よりかっこいいタープを探していました。特徴はまず何といってもこのフォルム!7角形というか、ガイロープ7本で張る形をとり、ポール2本のうち1本はガイロープの起点になっていないのも面白い構造です。設営は写真を撮りながらでも15分ほどで完了。普通に立てれば10分かからないと思います!」

ランデブーサンシールド120は特にソロキャンパーから高い評価を得ています。その理由は、適度なサイズ感と軽量性、そして何より美しいデザインにあるようです。UPF50+の紫外線防止機能も実際の使用で効果を発揮しており、強い日差しの下でも快適に過ごせるという声が多数ありました。

MSR エリクサー、ハビチュード、ランデブーサンシールドウイング

画像引用元:Yosocam (よそキャン)

スルーハイカー70ウィングの使用感

「改めてシェルターとしては最強かなと思います。かなりの強風でしたが吹込みが全くなく、低く張る分風にもビクともしませんでした。超軽量なのにこの安定感は驚きです。」

スルーハイカー70ウィングは、その驚異的な軽さと優れた耐風性から、特に登山者やバックパッカーに支持されています。トレッキングポールを使用して設営するため、専用ポールを持ち運ぶ必要がなく、さらなる軽量化が図れるのも大きなメリットです。

MSR Tarpの設営方法

ここでは、MSRタープの中でも人気の高いランデブーサンシールドの基本的な設営手順をご紹介します。初めての方でもわかりやすく解説します。

  1. 設営場所と向きを決める(風向きや日差しの方向を考慮)
  2. タープを広げる
  3. 付属のガイラインを伸ばし、テンショナーの位置を決める(テンショナーはガイラインの半分の位置が基本)
  4. ガイラインの先端にステイクを配置する
  5. ポールを組み立てて前後の設置場所に配置する
  6. タープ後ろ側のガイライン2本をステイクで固定する
  7. 後ろ側のポール先端をタープの差し込み口に入れて立ち上げる
  8. タープの内側を潜るようにして前方に移動する
  9. 前方のポールを差し込み口に入れて立ち上げる
  10. 残りのガイラインを引っ張りながらステイクで固定する
  11. 全体のテンションを調整する

設営時のポイントは、ポールをタープの中心方向に向けて少し斜めに立てることで、MSRタープの特徴である美しいカーブを描いたシルエットが完成します。また、風の強い日はより低く張り、晴れた穏やかな日は高く張るなど、状況に応じた調整が可能です。

MSRタープの張り方

画像引用元:hinata

MSR Tarpのメンテナンス方法

高価なMSR Tarpを長く愛用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。以下に基本的なお手入れ方法をご紹介します。

使用後のお手入れ

使用後は必ず乾燥させてから収納しましょう。濡れたままだとカビの原因になります。汚れがある場合は、中性洗剤を薄めた水で優しく拭き取り、十分に乾かします。特に海辺で使用した場合は、塩分が残らないよう真水でしっかりと洗い流すことが大切です。

保管方法

長期保存する場合は、付属の収納袋ではなく、より大きめの袋に緩く折りたたんで保管するのがおすすめです。常に同じ折り目で保管すると、その部分が劣化しやすくなります。また、直射日光や高温多湿の場所は避け、風通しの良い場所で保管しましょう。

破損時の対応

小さな穴や破れは、市販のリペアテープで応急処置が可能です。MSRの純正リペアキットも販売されていますので、長期の遠征や重要な旅行の前に用意しておくと安心です。大きな破損や深刻な劣化がある場合は、正規代理店に修理を依頼することをおすすめします。

おすすめの使用シーン

MSRのタープは、その多様な製品ラインナップにより、様々なシチュエーションで活躍します。ここでは、各モデルに最適な使用シーンをご紹介します。

ソロキャンプ・登山

スルーハイカー70ウィングやE-WINGは、その軽量性とコンパクトさから、ソロキャンプや登山に最適です。特に長距離ハイキングやバックパッキングでは、わずか数百グラムの重量増加で雨や日差しからの保護が得られるのは大きなメリットです。

MSR スルーハイカー100ウィング

画像引用元:cdes.do

少人数グループ・カップル

ランデブーサンシールド120やビスタウィングLTは、2〜4人での使用に最適です。リビングスペースとしての広さを確保しながらも、設営が簡単で軽量なため、車で行くキャンプはもちろん、少し離れた場所までの移動を伴うキャンプでも重宝します。

ファミリー・大人数グループ

ランデブーサンシールド200やZINGは、大人数でのキャンプに最適です。広いリビングスペースを確保でき、テーブルやチェアを設置しても余裕のあるサイズ感。共同スペースとしても使えるため、複数のテントを設営する場合の中心的な役割を果たします。

緊急時のバックアップ

超軽量モデルは、緊急用のシェルターとしても優れています。特に登山やトレイルランニングなど、急な天候変化に見舞われる可能性のあるアクティビティでは、バックパックに常備しておくと安心です。

まとめ:MSR Tarpの魅力

MSRのタープは、その軽量性、耐久性、機能性、そして美しいデザインにより、アウトドア愛好家から高い支持を受けています。山岳使用を前提に開発されたハイスペックな素材と設計は、日本の変わりやすい天候にも対応し、様々なシチュエーションで快適な屋外空間を提供してくれます。

初心者からベテランまで、使用用途や人数に合わせて選べる多様なラインナップも魅力的。特に日本限定モデルのビスタウィングLTや、UPF50+の紫外線防止機能を備えたランデブーサンシールドシリーズは、日本のキャンプシーンにうってつけの製品と言えるでしょう。

高額な投資に感じるかもしれませんが、その耐久性と多機能性を考えれば十分な価値があります。キャンプの質を一段階上げたいと考えている方には、ぜひMSR Tarpを検討していただきたいアイテムです。

MSR ハビチュード

画像引用元:BACKCOUNTRY RESEARCH


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この記事を書いた人

山口県下関市に住む30歳のフリーランスデザイナーです。地元の大学でグラフィックデザインを学び、東京で広告業界での経験を積んだ後、2020年に下関に戻りました。趣味は写真撮影とサイクリングで、自身のスマートホーム実践記録を中心に、IoT技術の基本から最新トレンドまで、地域に根ざした視点から、下関市ならではの生活課題へのテクノロジー活用事例も紹介していきます。

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