「星々の音楽家」—AIプロンプトの創造と進化

投稿:2024年6月 / テーマ:AIアート, 宇宙, インスピレーション

生成AIアート|星々の音楽家
本記事のAIアートイメージ(記事内で生成した作品ではありません)

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「星々の音楽家」着想への道

なぜ宇宙で星々を演奏する音楽家なのか。
私が日々AIアートと向き合うなかで感じるのは、既存のイメージや枠組みに捉われず、
自分だけの物語や情景を思い描き、それをAIの力で現実に引き寄せていく喜びです。

ふと夜空を眺めたとき、もし星のひと粒ひと粒が音符のように響き合い、
宇宙そのものが壮大なシンフォニーに包まれていたら…
そんな壮大な夢想から今回のテーマが生まれました。

「星々を楽器として奏でる宇宙的存在——それが『星々の音楽家』」

この記事では、AIアートのプロンプト作成から作品生成までの紆余曲折のリアルな思考プロセスを詳細に公開します。
英語と日本語を交えつつ、実験のステップや工夫、そして最終的に「個性」を表現したプロンプトへと辿り着くまでの創造の記録です。

1. 発端—最初のプロンプトとイメージ

まずはシンプルに想像した情景を英語にし、AIアートのプロンプトとしてセットしてみます。以下がスタート地点です。

  • 星々を楽器にする未知の音楽家A mysterious musician playing the stars as instruments
  • 宇宙そのものを舞台にした壮大な演奏A grand performance on the stage of the universe
  • 銀河の音符、天体の調和Galactic notes, celestial harmony

草案プロンプト:

“cosmic musician playing stars as instruments, galactic notes, celestial harmony, universal stage”

画像生成AI(例:Midjourney, Stable Diffusion)で初期画像を生成したところ、思ったよりも抽象的なものが多く、音楽家としての存在感や「星を楽器のように見立てる」具体性がやや弱い印象でした。

ここから、「どこをどう改善すれば自分らしい作品になるのか?」という推考が始まります。

2. 試行錯誤—プロンプトの進化

生成画像を観察しながら、どのようにプロンプトを磨いていったかを、日本語・英語の対訳を交えた箇条書きで記録します。各工程では、「音楽家の姿」や「星を楽器化する手法」に着目しました。

Step1:世界観を強調

  • 「宇宙の音楽ホールで演奏する音楽家」A cosmic musician performing in a galactic concert hall
  • プロンプト追加ワード:”celestial concert, orchestra of stars, nebula stage”
Step2:キャラクター性を付与

  • 「星形の楽器を弾く宇宙の音楽家を具体的に」A cosmic musician holding a star-shaped instrument
  • プロンプト修正:”enigmatic figure, star-shaped instrument, glowing notes, cosmic conductor”
Step3:幻想性と色彩を重視

  • 「幻想的なオーラやカラーパレットを指定」Specify a dreamy aura or colorful palette
  • プロンプト追加:”dreamy aura, radiant colors, luminescent stars, magical atmosphere”
Step4:ディテール・雰囲気の仕上げ

  • 「空間の奥行きや星の煌めきも強調」Emphasize depth of space and twinkling stars
  • プロンプト最終調整:”deep space, sparkling stars, intricate details, ethereal lighting”

上記ステップごとにAIでアート生成を繰り返し、都度細かなニュアンスまで意識的に調整することで、
少しずつ「自分らしさ」が宿った作品になっていくのを感じました。

3. 完成—個性あふれる最終プロンプトと作品

最終的なプロンプトは、自分ならではの世界観・色彩感・物語性を詰め込んだものへと進化しました。
最終プロンプト / Final Prompt:

“A cosmic musician performing on a nebula stage, playing a star-shaped instrument, galactic notes swirling, orchestral harmony of glowing stars, deep dreamy space, radiant multi-colored lights, ethereal atmosphere, sparkling details, cinematic, highly detailed –ar 1:1 –v 5”

そしてAIが生み出した最終作品はこちらです(1024×1024ピクセル):

星々の音楽家

星々の音楽家

AI生成アート「星々の音楽家」
(1024x1024px, サンプル画像)

想像を超える壮大なビジュアル、星々の輝きと音が融合する幻想的な世界——
AIとの対話を続けて辿り着いた、完全オリジナルのAIアート体験となりました。

4. 振り返りと次なる挑戦へ

今回のプロセスを通じて感じたのは、「AIアートのプロンプト作り=自分の内面を言語で彫塑する旅」そのものだということです。

最初はぼんやりしたイメージでも、英語表現や細かな指定を重ねることで、
世界観と個性が鮮明な唯一無二の作品へと昇華していきます。

  • 思った通りにいかない失敗も貴重な経験Failures and missteps enrich the creative process
  • 日本語・英語の使い分けで表現力UPSwitching between Japanese and English expands expressivity
  • 色彩・質感・雰囲気を頑固に突き詰めることでオリジナリティが生まれるStubborn refinement of colors, texture, and mood unleashes originality

今後は「音楽」や「宇宙」以外のテーマでも、AIと協力して、もっと多様で予想外なアート作品を作り出してみたいと思います。
ぜひあなたも、「想像する勇気」を持ってAIアートの世界へ第一歩を踏み出してみてください。

参考・引用元

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この記事を書いた人

山口県下関市に住む30歳のフリーランスデザイナーです。地元の大学でグラフィックデザインを学び、東京で広告業界での経験を積んだ後、2020年に下関に戻りました。趣味は写真撮影とサイクリングで、自身のスマートホーム実践記録を中心に、IoT技術の基本から最新トレンドまで、地域に根ざした視点から、下関市ならではの生活課題へのテクノロジー活用事例も紹介していきます。

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