カリフォルニアロール
子供の頃、おばあちゃんの家に行くと、いつも手作りのお寿司が食卓に並んでいました。
酢飯の甘酸っぱい香り、新鮮な魚介の旨味、そして、色とりどりの具材が織りなす美しい見た目…。
お寿司は、私にとって特別な日のごちそうでした。
でも、おばあちゃんが作るお寿司は、手間も時間もかかるもの。
新鮮な魚を捌いたり、酢飯を作ったり、巻き簾で綺麗に巻いたり…と、初心者にはハードルが高いですよね。
それに、魚が苦手な子供も多いかもしれません。
そこで!今回は、おばあちゃんの技を活かしつつ、現代風にアレンジした、簡単で美味しいカリフォルニアロールのレシピをご紹介します。
カリフォルニアロールって、どんなお寿司?
カリフォルニアロールは、アメリカ生まれの巻き寿司の一種。
裏巻きと呼ばれるスタイルで、ご飯が外側、海苔が内側になっているのが特徴です。
アボカド、カニカマ、きゅうりなどの具材を使い、マヨネーズで味付けするのが一般的。
魚を使わないので、魚が苦手な方やお子さんにもおすすめです。
材料(4人分/4本分)
・寿司飯
米:1カップ(炊く前の状態)
・ポイント:炊飯器の「すし飯モード」を使うと便利!
水:1と1/4カップ
【A】合わせ酢
- 米酢:大さじ2
- 砂糖:小さじ1
- 塩:小さじ1/4
・海苔:4枚
・アボカド:1個(縦に薄切り)
- ポイント:変色を防ぐため、レモン汁を少量かけておくと◎
・カニカマ:4~6本(縦に細く裂く)
- ポイント:カニカマの代わりに、エビやサーモンを使っても美味しい!
・きゅうり:1本(縦に細切り)
・白ごま:適量(お好みで)
作り方
1.寿司飯を作る:
・米を研ぎ、ザルにあげて30分ほど置きます。
・炊飯器に米と水を入れ、普通に炊きます。(「すし飯モード」があれば、そちらを使用)
・【A】の合わせ酢の材料を混ぜ合わせ、砂糖と塩を溶かしておきます。
・ご飯が炊き上がったら、大きめのボウル(または飯台)に移し、合わせ酢を回しかけます。
・しゃもじで切るように混ぜ、うちわであおいで冷まします。
- ポイント:混ぜすぎると粘りが出てしまうので、切るように、さっくりと混ぜるのがコツ!
- ポイント:合わせ酢は、人肌程度に温めておくと、ご飯と馴染みやすくなります。
2.具材の準備:アボカドは縦に薄切りにし、レモン汁(分量外)を少量かけておきます。カニカマは縦に細く裂き、きゅうりは縦に細切りにします。
3.巻く:
・巻き簾の上にラップを敷き、その上に海苔を置きます。(海苔のザラザラした面を上に)
・海苔の手前2cmほどを残し、寿司飯を薄く、均一に広げます。
- ポイント:寿司飯は、手に水をつけながら広げると、くっつきにくくなります。
・寿司飯の上に、アボカド、カニカマ、きゅうりを彩りよく並べます。
・手前から巻き簾ごと持ち上げ、具材を包み込むように、一気に巻きます。
- ポイント:最初の一巻きでギュッと締めると、綺麗な形になります。
・巻き終わりを下にして、形を整えます。
・お好みで、表面に白ごまを振ります。
4.切る:
・ラップをしたまま、包丁を濡らし、6~8等分に切ります。
- ポイント:包丁を濡らすことで、切り口が綺麗になります。
- ポイント:一回切るごとに、包丁を濡れ布巾で拭くと、さらに綺麗に切れます。
巻き簾がなくても大丈夫!
「巻き簾を持っていない…」という方も、ご安心ください!
ラップやクッキングシート、布巾などでも代用できます。
ラップやクッキングシートを使う場合は、巻き簾と同じように、海苔とご飯を置いて、具材を乗せて巻くだけ。
布巾を使う場合は、少し濡らして固く絞り、海苔とご飯、具材を乗せて巻きます。
お弁当にも、パーティーにも!
このカリフォルニアロールは、お弁当にもぴったり!
彩りも良く、栄養バランスも満点なので、育ち盛りのお子さんにもおすすめです。
また、パーティーの一品としても喜ばれること間違いなし!
具材を色々アレンジして、オリジナルのカリフォルニアロールを作ってみるのも楽しいですね。
おばあちゃんの技を、もっと手軽に
このレシピは、おばあちゃんの本格的なお寿司を、現代のライフスタイルに合わせてアレンジしたものです。
特別な道具や難しい技術は必要ありません。
初めての方でも、簡単に、美味しいカリフォルニアロールを作ることができます。
ぜひ、このレシピを参考に、おうちで手作りのお寿司を楽しんでみてください。
「美味しくできた!」「子供が喜んでくれた!」など、感想をコメント欄で教えていただけると嬉しいです!
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