【AIアート創作記】砂時計の守護者 – 時を司る神秘的存在の創造過程

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はじめに

今回のテーマは「砂時計の守護者」。
時間、そのはかなさと流転の象徴である砂時計。その奥に潜む神秘性や、見えない力として時を見守る「守護者」のイメージをAIアートで表現する挑戦に、数日間じっくり取り組みました。
本記事では、初期構想からプロンプトの試行錯誤、そして最終的に個性を注ぎ込んだ独自プロンプトの誕生まで、リアルな制作過程を余すことなく公開します。

コンセプトの着想と砂時計の象徴性

砂時計は古くから「時間の経過」「有限性」「始まりと終わり」、さらには「更新」「創造と破壊」「死生観」といった深い意味が込められるシンボルです。
参考:砂時計(水時計) | ユメシル

守護者のイメージについて考察する中で、スフィンクスやユニコーン、カラス天狗など、歴史的・神話的な「古代の守護者」像がモチーフとして浮かびあがりました 参照
また、時間を司る存在≒神聖さの象徴として、宇宙的な背景神聖幾何学で神秘さとスケール感をプラスすることを決めました。

プロンプト作成の始まり ― 英語/日本語で思考整理

AI画像生成でイメージを的確に伝えるには、プロンプト設計(プロンプトエンジニアリング)が決定的なカギとなります。  参考:AKOOL

草案プロンプト / Draft Prompt
ancient guardian of a massive hourglass, time particles flowing, cosmic background, sacred geometry
(古代の巨大な砂時計の守護者、時間の粒子が流れる、宇宙的背景、神聖な幾何学模様)

まずは草案状態でプロンプトをAIに入力し、どのようなビジュアルが生成されるかを検証しました。その試行錯誤の流れを、下記のように英日併記で記録していきます。

  • 「古代」「守護者」「神秘」をキーワードとして追加/削除
    Add/remove keywords like “ancient”, “guardian”, “mystical”.
  • 「砂時計のディテール」「粒子の流れ」に表現の幅を出す
    Increase variety in expressions for “hourglass details” and “flow of particles”.
  • 「厳かな雰囲気」「スケール感」を追加
    Add “solemn atmosphere” and “sense of scale”.
  • 「神聖な幾何学」「宇宙の奥行き」要素を具体化
    Specify “sacred geometry” and “cosmic depth”.

試行錯誤の詳細プロセス

AIアート生成ツールで何度もアウトプットを繰り返しながら、微調整を実施。最終的に「自分らしさ」を反映できるプロンプト表現へブラッシュアップしました。

施行の過程(プロンプトの修正履歴):

  • 1. パターンA:ancient guardian, massive hourglass, sands of time, cosmic nebula, sacred geometry, high detail守護者と砂時計を強調。「高解像度」「宇宙の星雲」を追加し、奥行きを持たせる。
  • 2. パターンB:divine protector, gigantic hourglass, particles of time drifting, majestic cosmic background, ethereal, geometric motifs「神聖」や「荘厳さ」を加味。幾何学模様の鮮明さにこだわる。
  • 3. パターンC:eternal guardian, ancient construct, overseeing the flow of time within a colossal hourglass, sacred geometry, shimmering cosmic lights, solemn mood守護者の役割や雰囲気をナレーション調で表現。テーマに深みを持たせた。
  • 4. パターンD(最終):ancient guardian of a massive hourglass, time particles flowing, mysterious cosmic background, sacred geometry, detailed textures, grand sense of scale総括して「粒子の流れ」「神秘的背景」「ディテール」「スケール感」をバランス良く含める。

最終成果物と実現したい世界観

上記のプロンプトプロセスを経て生成されたAIアートが、記事冒頭のイメージです。
砂時計の中を流れる光の粒子、厳かに見守る守護者、その背後で広がる神秘的な宇宙——「時」をテーマにした壮大で神聖な世界観を表現できたと自負しています。

AIアートはプロンプト次第で景色がまるで変わります。自問自答を繰り返し、コンセプトと直感を言葉に落とし込む姿勢が、唯一無二の作品を生む力になると改めて実感しました。

まとめ・今後への展望

プロンプト生成における創造的なアプローチと、具体的な試行錯誤の積み重ねが、AIアートの可能性を圧倒的に拡張します。
直訳ではなく、どこまで「自分だけの世界」をプロンプトに織り込めるか。これがAIアート最大の醍醐味であり、私の今後へのチャレンジです。
この記事がプロンプト作りやアート作品生成のヒントになれば幸いです。

参考・リンク

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この記事を書いた人

山口県下関市に住む30歳のフリーランスデザイナーです。地元の大学でグラフィックデザインを学び、東京で広告業界での経験を積んだ後、2020年に下関に戻りました。趣味は写真撮影とサイクリングで、自身のスマートホーム実践記録を中心に、IoT技術の基本から最新トレンドまで、地域に根ざした視点から、下関市ならではの生活課題へのテクノロジー活用事例も紹介していきます。

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