AIで描く「宇宙の旅」:Stable Diffusionで未知の星へ – プロンプト作成から完成まで

宇宙の旅
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AIで描く「宇宙の旅」:Stable Diffusionで未知の星へ – プロンプト作成から完成まで

はじめに:無限の宇宙への憧憬をAIアートに

今回のテーマは「宇宙の旅」。果てしない宇宙への憧れを、AIアートで表現してみたいと思います。この記事のアイキャッチ画像をご覧ください。これは、私がStable Diffusionを使って描いた、未知の惑星へと向かう宇宙船のイメージです。

背景には色鮮やかな星雲が広がり、読者の皆さんをスリリングな冒険へと誘います。この絵がどのようにして生まれたのか、その試行錯誤の過程を、プロンプト作成の思考プロセスとともに詳しく解説していきます。

Stable Diffusion:言葉を絵にする魔法

Stable Diffusionは、テキストプロンプト(呪文) から画像を生成する強力なAIツールです。その仕組みは、生成対抗ネットワーク(GAN) などの機械学習モデルに基づいています。

  • 大量の画像データから学習: Stable Diffusionは、膨大な画像とその説明文のペアを学習しています。
  • テキストプロンプトに基づいて画像を生成: ユーザーが入力したテキスト(例えば、「夕焼けの海辺」)を解釈し、それに合致する画像を生成します。
  • プロンプトの詳細さが重要: 生成される画像の質は、プロンプトの具体性に大きく左右されます。

今回の画像は、RTX 3060 GPUを使い、1024×1024ピクセルの解像度で生成しました。これにより、細部まで鮮明な、高品質な画像を得ることができました。

プロンプト作成:思考のプロセスを日本語で

最初のプロンプトは、非常にシンプルなものでした。「色鮮やかな星雲を背景に、未知の惑星に近づく宇宙船」。しかし、これでは抽象的すぎます。AIが具体的なイメージを生成するためには、もっと詳細な指示が必要です。そこで、次のように要素を分解し、具体化していきました。

  1. 宇宙船:
    • 思考: どんなデザインの宇宙船が良いか? → 未来的で、流線型。色は? → メタリックな銀色と青。
    • 英語プロンプト(中間): futuristic spaceship, silver and blue
  2. 惑星:
    • 思考: どんな惑星? → 地球型ではなく、ガス惑星。色は? → 暖色系で、縞模様がある。
    • 英語プロンプト(中間): gas giant, orange and yellow bands
  3. 星雲:
    • 思考: どんな星雲? → 色鮮やかで、渦を巻いている。色は? → ピンク、紫、青を混ぜた感じ。
    • 英語プロンプト(中間): nebula, swirling, pink, purple, blue

これらの要素を組み合わせ、最初のプロンプトを改良しました。

英語プロンプト(改良版): futuristic silver and blue spaceship approaching a gas giant with orange and yellow bands, flying against a background of pink, purple, and blue nebula

冒険感を加える:動きと光の演出

さらに、冒険感を強調するため、動的な要素と光の表現を追加しました。

  • 宇宙船の動き:
    • 思考: 宇宙船はどのように飛んでいる? → 高速で、星の光跡を引いている。
    • 英語プロンプト(追加): high speed, star streaks
  • 惑星からの光:
    • 思考: 惑星から何かエネルギーが出ている? → 神秘的な光が、脈動しているように。
    • 英語プロンプト(追加): mysterious energy light emanating from the planet, pulsating, chartreuse

英語プロンプト(修正版): futuristic silver and blue spaceship approaching a gas giant with orange and yellow bands at high speed, flying against a background of pink, purple, and blue nebula, star streaks, chartreuse energy light emanating from the planet, pulsating

スタイルを統一:Syd Meadに学ぶ

画像全体に統一感とプロフェッショナルな雰囲気を与えるため、アートスタイルを指定することにしました。目指したのは、未来派SF映画のポスターのような雰囲気。そこで、Syd Mead(シド・ミード) のスタイルを参考にすることにしました。

  • Syd Meadとは:
    • 映画「ブレードランナー」や「エイリアン」などで知られる、伝説的なコンセプトアーティスト。
    • 特徴: 未来的なデザイン、ドラマチックな構図、大胆な色使い。

Syd Meadの作品を研究し、彼のスペースアートの特徴である高コントラスト大胆な色彩をプロンプトに反映させました。

英語プロンプト(スタイル追加): in the style of Syd Mead, futuristic, high contrast, dramatic lighting

最終プロンプト:細部へのこだわり

最後に、宇宙船や星雲の細部をさらに具体的に描写し、最終的なプロンプトを完成させました。

最終的な英語プロンプト:

futuristic silver and blue spaceship with a central command pod and two engine nacelles, approaching a gas giant with orange and yellow bands and a large storm system at high speed. The engines glow bright blue, leaving trails of blue energy. The nebula in the background is brightly colored in the center, with swirling pink, purple, and blue patterns and tendrils. Chartreuse energy light is pulsating from the planet. The overall style is reminiscent of Syd Mead's futuristic sci-fi concept art, with high contrast and dramatic lighting to emphasize adventure and mystery. Digital painting, suitable for a movie poster.

日本語訳:
中央にコマンドポッドを持ち、2つのエンジンナセルが付いた未来的な銀と青の宇宙船が、橙と黄の帯と大きな嵐システムを持つガス惑星に高速で近づく。エンジンは明るい青で光り、青いエネルギーの軌跡を残す。背景の星雲は、中央が明るく色鮮やかで、ピンク・紫・青の渦巻き模様と触手状の広がりを持つ。黄緑色のエネルギー光が惑星から脈動しながら発せられている。全体のスタイルはSyd Meadの未来派SFコンセプトアート風で、高コントラストとドラマチックな照明で冒険と神秘感を強調。デジタルペインティングで、映画ポスターに適した仕上がり。

生成と調整:試行錯誤の繰り返し

このプロンプトをStable Diffusionに入力し、画像を生成しました。しかし、一発で完璧な画像ができたわけではありません。

  • 初回生成: 星雲の色が均一すぎる、宇宙船のデザインが普通すぎる、などの問題点がありました。
  • プロンプトの微調整: 星雲の色を「宝石のように輝く部分がある」と指定したり、宇宙船のナセルの詳細をさらに詳しく記述したりしました。

読者へのメッセージ

この記事では、以下のキーワードを意識して記述しています。

  • AIアート生成
  • Stable Diffusion
  • プロンプト
  • 宇宙アート
  • Syd Mead

AIアートに興味がある方、宇宙をテーマにしたアートを探している方、そしてSyd Meadのファンの方々に、この記事が届くことを願っています。また、プロンプト作成の思考プロセスを詳細に記述することで、読者の皆さんがご自身のAIアート作成に役立てられる情報を提供できたのではないかと思います。

まとめ:AIアートの可能性は無限大

「宇宙の旅」の作成プロセスを通じて、Stable Diffusionの可能性限界、そして詳細なプロンプトアーティスト参照の重要性を改めて認識しました。今回の経験を活かし、次回はまた異なるテーマで新たなAIアートに挑戦したいと思います。

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この記事を書いた人

山口県下関市に住む30歳のフリーランスデザイナーです。地元の大学でグラフィックデザインを学び、東京で広告業界での経験を積んだ後、2020年に下関に戻りました。趣味は写真撮影とサイクリングで、自身のスマートホーム実践記録を中心に、IoT技術の基本から最新トレンドまで、地域に根ざした視点から、下関市ならではの生活課題へのテクノロジー活用事例も紹介していきます。

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